岸田首相の「言葉力」に国民が幻滅…「異次元の少子化対策」はどこへ?

鬼の岸田政権「メガトン増税」がついに始まる!「森林環境税」「年金支払い5年延長」のやりたい放題で国民負担率は50%をゆうに超える(みんかぶマガジン) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今回は、岸田文雄首相が打ち出してきた数々のスローガンや政策について、その実効性や国民の反応を考えてみたいと思います。

岸田首相は、自民党総裁選や内閣発足時に、「令和版所得倍増計画」や「新時代リアリズム外交」、「新しい資本主義」、「デジタル田園都市国家構想」などと、次々にキャッチフレーズを並べてきました。1しかし、これらの言葉には、具体的な内容や実現方法が伴っていないことが多く、国民にとっては空虚なものに感じられているのではないでしょうか。

特に象徴的なのが、今年1月に首相が表明した「異次元の少子化対策」です。これは、結婚・子育て世代を中心に、従来の施策とは次元の異なる支援を行うというものでした。しかし、その具体的な中身となる「こども未来戦略方針」は、児童手当の拡充や出産費用の保険適用、保育士の配置基準改善など、従来施策の延長線上にあるものばかりでした。2また、年間3兆円台半ばの財源が必要になるものの、財源確保策は後回しにされ、現役世代の負担増につながる可能性があります。3

これでは、少子化問題の根本的な解決にはならないと思います。少子化は、経済的な問題だけでなく、社会的・文化的な問題でもあります。結婚や出産・育児に対する価値観や意識、ライフスタイルや働き方の多様性、男女の役割分担や家族の形態など、さまざまな要因が関係しています。そのため、単に金銭的なインセンティブを与えるだけでは、少子化の流れを変えることはできません。

岸田首相は、自らの「言葉力」に自信を持っているようですが、それだけでは国民の信頼を得ることはできません。言葉には行動や結果が伴わなければ意味がありません。国民は、物価上昇に苦しむ中で、実行力や決断力のないリーダーに辟易としています。岸田首相は、自らの言葉に責任を持ち、国民の期待に応える政策を実現することができるのでしょうか。今後の動向に注目したいと思います。