【ラリージャパン2023】日本人ドライバー勝田貴元、危機一髪の場面で見せた神業

スピン寸前も“超高速カウンター”で回避 世界最速のヤリスを駆る日本人が神業「滑ってた滑ってた」「あぶね」危機一髪の瞬間(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

こんにちは、ラリー好きのブロガーです。今回は、先日開催された『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』の最終日に起きた、日本人ドライバー勝田貴元選手の驚異的なドライビングについてお伝えします。

  • ラリージャパンとはラリージャパンは、世界ラリー選手権WRC)の一戦として、愛知県と岐阜県で行われた国際ラリー大会です。今年は、コロナ禍の影響で、WRCのカレンダーから外れてしまいましたが、日本のラリーファンのために、特別に開催されました。参加したドライバーは、WRCのトップカテゴリーに相当するRC1クラスの選手が中心で、トヨタヒュンダイ、フォードのワークスチームや、プライベーターのチームが熱い戦いを繰り広げました。
  • 勝田貴元選手とは:勝田貴元選手は、日本のラリードライバーで、今年のラリージャパンでは、トヨタのワークスチームであるトヨタ・ガズー・レーシングから、GRヤリスで出場しました。勝田選手は、日本のラリーシーンで活躍するだけでなく、海外のラリーにも挑戦しており、2019年には、WRC2クラスで日本人初の表彰台を獲得しました。今年のラリージャパンでは、RC1クラスで唯一の日本人ドライバーとして、世界のトップドライバーと対決しました。
  • 危機一髪の場面ラリージャパンの最終日は、6つのステージで全行程を終える予定でしたが、途中で悪天候のために中止となりました。そのため、最初のステージであるSS17が、事実上の最終ステージとなりました。このステージは、旭高原元気村の牧場と林道を走るターマックのコースで、路面は夜露でウェット気味でした。勝田選手は、このステージで、林道エリアの右コーナーを曲がろうとしたときに、落ち葉を踏んでしまい、GRヤリスのリアが大きく流れてしまいました。そのままスピンしてしまえば、ゲートの左側に車体をヒットしてしまう可能性がありましたが、勝田選手は、瞬時にカウンターを当ててドリフトしながら、見事にマシンを立て直しました。このシーンは、こちらの動画でご覧いただけます。
  • その後の結果:勝田選手は、この危機一髪の場面を乗り越えて、SS17では全体2位、トヨタ勢では1位のタイムを記録しました。また、全体では、RC1クラスの中で5位という健闘を見せました。勝田選手は、この結果について、「最後のステージでミスをしてしまったのは残念ですが、それでもタイムは良かったので、自信になりました。世界のトップドライバーと戦えたことは、とても貴重な経験でした。日本のラリーファンに感謝します」とコメントしました。

以上、ラリージャパンの最終日における、勝田貴元選手の活躍についてお伝えしました。勝田選手は、日本のラリーの未来を担うドライバーとして、今後も注目されることでしょう。ラリー好きの皆さん、応援しましょう!