運転手「覚えてない」、ブレーキ痕なし 福岡・高校生ら8人はねる（毎日新聞） - Yahoo!ニュース
福岡県宇美町で21日午前、軽乗用車が対向車線に進入し、登校中の高校生ら8人を次々とはねた事故が発生しました。運転手を含む9人が病院に搬送され、女子高校生1人が顔の骨を折るなど重傷を負いました。運転手は仕事帰りで、事故の原因については「よく覚えていない」と話しています。
事故の概要
- 事故は21日午前8時15分ごろ、福岡県宇美町宇美5の県道で発生しました。
- 軽乗用車は直進中に急に加速して対向車線にはみ出し、路側帯に進入しました。
- 車は数十メートルにわたり逆走し、男性会社員1人と県立宇美商業高に通う男女7人をはねました。
- 運転手を含む9人が病院に搬送され、女子高校生1人が顔の骨を折るなど重傷を負いました。他の8人は軽傷です。
- 運転手は同県須恵町の自称派遣社員の男性（66）で、右足を骨折しています。仕事帰りで、事故については「よく覚えていない」と説明しています。
- 県警は男性を自動車運転処罰法違反（過失運転致傷）容疑で現行犯逮捕しましたが、治療のため即日釈放しました。危険運転致傷容疑も視野に原因を調べる方針です。
現場の状況
- 現場はJR宇美駅の西側約100メートルの住宅地で、当時は通勤・通学の歩行者が多かったです。
- はねられた高校生は2、3年生で、登校中に起きた事故に現場は一時騒然となりました。
- 近くにいたタクシー運転手は「音がしてぱっと見たら女子高校生が飛ばされていた。ブレーキがかかっている様子もなく、まっすぐに突っ込んだようだった」と話しました。
- 現場近くの歯科医院で院長を務める泉水朝二朗さん（59）も「『ドーン』と鈍い音がして、外に出たら医院の外の金網に車がぶつかっていた。女子高校生ら5、6人が倒れたり、座り込んでいたりするのを見た」と語りました。
- 現場近くに住む女性（26）は「福岡は狭い歩道が多く、いつか何か起こるのではないかと思っていた。通学路なので歩道を広げたり、ガードレールを設置したりしてほしい」と要望しました。
まとめ
- 福岡県宇美町で軽乗用車が高校生ら8人をはねる事故が発生しました。
- 運転手は仕事帰りで、事故の原因については「よく覚えていない」と話しています。
- 事故により女子高校生1人が重傷を負い、他の8人も病院に搬送されました。
- 現場は通学路で、歩行者が多く、住民からは安全対策を求める声が上がっています。
